金融業者の中には、いわゆる「悪徳金融」と呼ばれる業者が存在しています。 現在では、多重債務者や自己破産経験のある方を対象に、信じられないほどの高金利で貸し付けたり、紹介料などを不当に要求する業者が増えています。 これらの多くは、チラシやポスター、勧誘電話などで消費者の味方を装って勧誘してきます。
一度借りてしまうと、ひどい場合は10日で7割もの金利を取られ、悪質な取り立てに悩まされることもあります。
こちらでは、そうした悪徳金融の手口と対処法を掲載。皆様が健全に、キャッシングサービスをご利用いただくためにもぜひご一読ください。
悪徳金融業者って?
悪徳金融業者には、様々な種類・手口があります。 こちらに、その代表的なものを掲載いたしました。
もし、以下の内容のような融資のご案内が来た場合はご注意ください。
090金融
チラシなどに、「090」から始まる電話番号しか載せない金融業者です。ほぼ全てが、法定以上の金利を要求するヤミ金融業者です。
チケット金融
商品券や鉄道回数券を買わせ、金券ショップなどで換金させます。 換金した差額と利息の割が全く合わない、悪徳金融です 。
紹介屋
申し込みの際に、他の業者を紹介し仲介をせずに紹介料を要求します。
システム金融
いくつかの悪徳金融業者がグルになって行う手口です。 ひとつの業者が融資をした後、返済期限近くに他の業者が借り入れの勧誘をする、ということを繰り返します。
これに乗り、返済のための融資を受けてしまうと、短期間で雪だるま式に多額の債務を追うことになります。
買取屋
申し込みをしたら、クレジットカードで商品を買わせるという手口です。 この場合、融資は行われずカードの支払いのみが残ります。
整理屋
多重債務を抱えている方に、弁護士を紹介するなどと持ちかける。 手数料を受け取っても債務処理を行いません。
年金担保金融
年金生活者を対象に、年金証書・貯金通帳・銀行印・クレジットカードなどを担保にして融資をします。 こうした年金などを担保とした融資は、公的金融業者以外には認められていません。
悪徳金融に引っかからないためには?
業者選びの際にはここをチェック
頻繁に掛かってくる電話での勧誘、ダイレクトメール、電柱の張り紙や広告でうたわれる低金利や甘い言葉の宣伝には乗らないことが第一。
申し込みの際に、返済方法や手数料、利息計算などの説明をしっかりと行ってくれる業者を選びましょう。
また、必ず金融に関する登録番号を持った業者で融資を受けましょう。 (例:近畿財務局長(2)第00813号)
契約時にはここをチェック
- 理解していない書類には、絶対に署名や捺印をしない!
- 借入契約書には必ず全て目を通し、全ての内容に納得するまで署名・捺印をしない。理解しづらい点があれば、必ず業者に説明を求める。
- 借入契約書は絶対に受け取り、自分で保管する。
- 安易に保証人にならない。保証人になる場合も書類を受け取り、しっかりと説明を理解しない限り署名・捺印はしない。
- 保証契約書は絶対に受け取り、自分で保管する。
返済時にはここをチェック
- 返済時にもらう受領書は全て保管する。
- 返済終了時には、必ず借用証書の返還を受ける。
- 返済できなくなったら、法律相談センターへ連絡する。
- 返済できない理由をしっかりと説明し、業者と話し合って、返却条件の変更を行う。
それでも悪徳業者に引っかかってしまったら
借りた業者の情報(登録番号・名前・代表名・担当者・所在・電話/ Fax 番号など)と、あなたの情報(借入理由・借入総額)などをリストアップしましょう。
登録業者に借入を行った場合は、都道府県の金融課に相談を。無登録業者の場合は、警察署に連絡してください。
日本貸金業協会に連絡。
日本貸金業協会は、貸金業者を会員として設立されており、消費者の利益保護を図っています。 詳しくは日本貸金業協会をご確認ください。