ネットワークビジネスで負債を抱える
妻がねずみ講まがいのネットワークビジネスにはまったことがきっかけで多額の借金を作ってしまいました。
そのネットワークビジネスは、アメリカのお洒落な雑貨を販売するというのが表向きの活動内容なのですが、実際は会員を募って中間マージンを稼ぐといったものでどう考えてもねずみ講以外の何物でもないように私には感じます。
私も一度彼らの集会に参加したのですが、時間のほとんどメンタル的なことや自己啓発の類に費やしていて、進行宗教団体のような気持ち悪さを感じました。
その時に妻のネットワークビジネスを辞めさせておけばよかったのですが、今となっては後の祭りです。
妻の借金が分かったきっかけは、消費者金融からの督促の封書でした。
2社で借りていて金額は約80万円。既に数か月の延滞で一括での返済を請求されていたのです。
愕然としました。
その日は妻と激しい口論となりました。「一体何に使ったのか?」私が知りたかったのはこの一点だったのですが、妻は「自分の勝手だ、ネットワークビジネスで稼ぐから心配しなくていい」と言うばかりです。
数日間こんな感じのやり取りをして、妻がふとネットワークビジネスの仕入れのために借金したと白状したのです。
借金を肩代わり
妻の話を聞いて以前から感じていたネットワークビジネスへの不安が現実のものとなってしまい、私はただ後悔するばかりでした。
何度も止めるチャンスがあったのに、私は自分の仕事の忙しさにかまけてそれをしませんでした。
そう考えると妻1人の責任ではないように思えます。
妻にそのことを話し、ネットワークビジネスから足を洗うことを条件に妻の借金を私が肩代わりすることにしたのです。
プロミスの審査に落ちた
その時の私は消費者金融からの借入を安易に考えていました。
私は長崎の中小零細企業に勤めています。年収は300万円程度で決して高給取りではありませんが、親から相続した家もあるので比較的生活は楽です。
それでどこに申し込んでもすぐにお金を借りられるだろうと考えて、プロミスの自動契約機で借金の申し込みをしたのですが、審査に落ちてしまったのです。
まさか消費者金融の審査に落ちるとは思ってもいなかったので、「なぜ審査に落ちたのか?」と理由を聞きましたが、プロミスの男性職員から事務的な口調でおこたえできませんと言われました。
審査に2時間もかかったのに「プロミスの審査に落ちた」という現実をなかなか受け止められず、情けなくて涙が出ました。
いつもの審査は通った
数日後、「いつも」という消費者金融にダメもとで申し込みをしました。
ただ、「プロミスの審査に落ちた」というショックな出来事がまだ頭に残っていたので、いつもの審査もどうせダメだろう……と思いながら申し込みをしました。
こんな感じだったので、いつもから審査に通ったという連絡があったときも「いつもの審査に落ちた」と勘違いしてしまいました。
何度かメールの内容を確認して「いつもの審査に通った」ことは理解できましたが、正直なところ実際にお金が振り込まれるまで信じられませんでした。
キャッシングできて面目躍如
「いつもの審査に通った」という連絡から30分くらいで現金が実際に振り込みされていました。このときやっと「いつもの審査に通った」という実感がわき嬉しくなりました。
それに「プロミスの審査に落ちた」というショックで自信喪失していたのですが、現金を実際に手にすることで徐々に自身も回復しました。
ネットワークビジネスで妻が作った借金は私の貯金といつもから振り込みキャッシングされたお金で全額返済をしました。
約束通り妻はネットワークビジネスをやめて、いまは二人で仲良く生活しています。
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